@¢*★∞ お宝日記 ∞★*¢@


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2001/08/28(火)
大海賊

 夏休みも終盤の8月27日、新生月組公演「大海賊/ジャズマニア」を観てきました。天気予報では所により夕立があるとの予想・・・嵐を呼ぶ女と晴れ女の二人連れで、お天道様もどうしようかと悩んだ結果、雨が降ったのは観劇中と電車で移動中だけという、なんとも面白いお天気でした(自爆)

それでは「大海賊」のあらすじなど・・・

カリブ海に浮かぶ「サンタ・カタリーナ島」がイギリス海賊エドガー(湖月)により攻め落とされ、総督の息子エミリオ(紫吹)はやっとのことで脱出、海賊島と呼ばれるトルツカ島に流れ着く。海賊島を根城に行動するラッカム(立)は以前エドガーの指揮下にいた男であり、エドガーの極悪非道さも知っていて、エミリオの復讐に手を貸すことを決意、海賊にならないかと勧める。
 数年後、りっぱな海賊となったエミリオはイギリス商船を襲い、そこでエレーヌ(映美)と出会う。エレーヌは兄エドガーのジャマイカ総督就任の供として、そして政略結婚のためにジャマイカに向かう途中であった。エレーヌはここから連れ出してくれるようにエミリオに頼むが、住む世界の違うエレーヌを連れて行くわけには行かなかった。
 ジャマイカ総督に捕まえられたラッカムとその娘アン(西條)を救出するため、総督の屋敷に忍び込んだエミリオは、そこでエレーヌと再会。「エレーヌの兄=エドガー=ジャマイカ総督=親の敵」という事情を初めて知る。
仲間の救出に成功したのもつかの間、エドガーの罠にかかったエミリオ達と兵士達の戦いのなか、エミリオがエドガーに斬りかかろうとしたとき、エレーヌが止めに入る。エミリオが刀をおろした隙をついてエドガーが斬りかかり、エレーヌはエミリオを庇うようにして切られ、エドガーもエミリオの刃にかかってしまう。
 復讐の目的と愛する者を失った喪失感と悲しみをいやすのは海賊の仲間たち・・
新たな旅が始まる・・・

こんな感じでしょうかね〜♪
主要な三人の名前が、みんな「エ」から始まるから、もうごちゃごちゃになっちゃうよ〜ん(T.T)
印象としては、「エルドラード」と「エクスカリバー」がどこかで見え隠れしていました。ラスト近くのエドガーとエミリオの対決の場面に持っていくまでのドラマの起伏がちょっと足りないかな・・・。
それにまあ登場人物がばったばったと切られていく・・・エミリオの周りの主要な人物はほとんど死んでしまう。ドラマを作り上げて行くには非日常的な事を入れないと成り立たないのはわかりますが、そんなに切らなくても〜(苦笑) だから、「エルドラード」!

エミリオ・紫吹淳
総督の息子として登場したときは、エドガーと並ぶとホントに「小僧」に見えてしまう少年のような頼りなさ、そして海賊として成長したときには凛々しい青年として現れました。
太股の半分くらいまであるロングブーツをはいて麗しいです。
ただ気になったのは、声が余り出ていない。歌も結構苦しそう。以前喉の手術も受けているようですが、まだ初日から10日もたっていないのにこの調子では、楽までもつのだろうかといささか心配になりました。

エレーヌ・映美くらら
この公演で娘役トップとしてのお披露目、役の設定にもよるのでしょうが、初々しさと可憐さが感じられます。歌も合格点を付けたいと思います。まだ研3、これから場数を踏むことによって、ますます輝いてくることと思います。
彼女のマリー(うたかたの恋)も観てみたいな・・・

エドガー・湖月わたる
はい、憎たらしいほどの悪役です。衣装はほとんど黒、クリストファー(エクスカリバー)を彷彿させますが、三の線は無く、冷酷非道、人非人、慇懃無礼・・・貴族階級の出身と言うことで、うらぶれて悪になったのではなく、計算尽くめの悪であることに冷たさを感じます。
エミリオとの決闘でも、エレーヌの人を愛する気持ちとは裏腹に、隙をついて斬りかかろうとする非情さ、そして切られっぷりも見事です。
牛さんにやられたエスカミリオみたい(笑) こりゃ「激情」か!
するどい目とにやりとした口元・・・いや〜〜わたるくんの黒い役も素敵ですねぇ♪
もっともっと「悪」になって頂戴!

キッド・伊織直加
海賊仲間の一人で、エミリオがくるまでは船長候補一番手。いつの間にか追い越されてしまうが、腹心の一人としてエミリオと行動を共にしていく役どころです。
だから、「エクスカリバー」!(ブラッド兄さん!)
エミリオがひねくれないで成長できたのも、この明るいキッドが側にいてくれたのも一つの要因かとも思わせました。
ナオちゃんも月組は初めてだと思いますが、違和感なく馴染んでいました。

後は、若手では霧矢がコミカルな海賊で、大空がエドガー側の手下で黒っぽくて良かったです。また、少年海賊の叶が海賊のマスコットのような可愛らしさで目を引きました。
女海賊の西條ですが、エミリオに恋心を寄せるけれども報われず、キッドの恋心には目もくれずの、良い演技をしていました。綺麗ですね。

お芝居の報告はこの辺りで〜♪
二週間後にもう一回観てきますので、そうしたらもうすこし感想も違ってくるかな?